全6回の4回目
ワークショップ名は「わきいでる水になろう!」
水の都・西条に相応しい素敵なタイトルです
一年生全員約250人が対象
まあうるさいうるさい(笑)
1回目を終えたときは講師陣そろって呆然としたものでした
けれど
本格的に「わきいでる水」の創作に入った今
彼らも少しずつ変わってきています
騒がしいのは相変わらずだし
暑さや疲れに負けて集中力が続かないこともありますが
アイデアを出し合って懸命に自分たちなりの湧き水を表現しようとする姿には
今この瞬間を生きる輝きがあるのです
教えるでもなくましてや従わせるでもなく
ぼくら大人が彼らにしてやれるのは
見続けて声をかけて信じることだけなんだなぁと
つくづく思います
突然現れて数回しか会わないぼくらが「君たちを愛している」と言っても
説得力は無いし気味が悪いだけでしょう
けれども
ぼくらは演劇の力を知っているし
人間の力も信じている
一緒に考えてヒントを出して
話して、笑って、ときに怒って
そうして
「ちゃんと見ているから、行けるところまで行っておいで」
と伝え続けるしかないのです
あと2回
彼も彼女も、あいつもこいつも
まだ見ぬ景色を見られますように
澤 唯