夜明け前の道を走る。
この先に明日がある。
少し明るい未来を見ながら、走っていく。
アクセルを踏み込む、加速していく。
どこかへ。
僕の時間が終わり、次の時間へと進む。
夜行性の僕は、朝日に向かって進む。
夜を越えて、朝の光に。
自分のねぐらに進んでいく。
こんなにも世界は綺麗なんだ。
そう思いながら走ってく。
どうしようもないくらいにちっぽけな僕は、圧倒的に綺麗な空にやられて、ひたすら走ってく。
この空は、どこかの誰かに繋がっている。
その先の誰かに出会うために。
そこの居る僕に出会うために。
ひたすらに道を進む。
まっすぐ続くこの道を。
もっといろんな世界が見たい。
そういえばアーティストだった。
僕は進め。前に。