後がない

丁寧に人の営みを振り替える。
そんなことが演劇なのだなぁ…なんて、いまさらながらに思う。

どうしてそんなことするのか、分からなければそれはそれでいい。
でも、そこには単なる疑問であったり、目的がなんらかある。

まずは、人に何を伝えるか、何を受け取るか。そんな簡単なことからはじめるしかない。

慣れないできちんと間違いなく人に伝えることが出来れば、それだけでベーシックはOK。

その先にあるものが個性や表現になる。

自分の、相手の、その場の空気をきちんと流していく、必ずそこに答えがある。

始まったら終わる。
終わらない芝居はない。

いつもと違うポジションで今更ながらに、戸惑ってる自分がいる。
うまく伝えられない。
もどかしい。
でも、待つ。
ヒントを渡して待つ。

より、微細に。
丁寧に。
作り上げていく。

面白いよりも、なによりも、そこにちゃんと生きる人を乗せられないかな。
今はまだ。そこに集中。むしろ、今だからこそ。