次のステージへ

同じカンパニーとずっと付き合っていて、とてもいいことの内の一つが自分の変遷がわかるということだ。

各公演ごとのデザインシステムが少しずつの変化だが、変わっていく。

そして、ある種の方程式に行き当たる時が来る。それが今回の公演だった。

どう説明していいか、少し難しいのだけど、パフォーマンスの判断や解き方の方程式のようなものが出来上がる。ルールが明確化するとでも言うか。

もともとファインアートのアシスタントをしていたりしたので、そちらの方が自分のデザインの基礎になる。
彫刻や絵画は、光をどう当てるかということと視点をどう扱うかは限りなく同義だ。

そういう意味での読み解きの方法論が今のステージの完成を見た作品だと思う。

次は、もっと高みへ。
もっとシンプルなのか、どこに行くのだろう。
デザイナーとしての僕がまだ居る。

そして、次のステージへ。