N.S.F.の稽古がお休みなので、桃唄の稽古に行ってきました。
テクニカルスタッフだから、行くのが当たり前なんだけど。ね。
というわけで、演出をしている長谷くん。
なんだか、すごい大変なものを書いてるし、俳優も演じてる。
よく思いつくよなぁ。と、思わず関心してしまう。
稽古を見ていると脳がよじれる。と、よく話してるけど、よじれるものを三本も書いて、演出している彼を見ているとこっちの脳もよじれます。
んで、稽古はと言うと。
すごい面白かった。
知っている俳優たち(特に劇団員は)なのに、なんだかいろいろと新しいことが見えてきて、新鮮ってこういうことだなぁ。
と、思った。
そして、俳優の思惑や意図というものが、ある種まっすぐ伝わってきて、よい稽古だなぁ。うらやましいなぁと思った。
N.S.F.の稽古がそうじゃないというわけではないし、むしろうちの稽古はみんなで編む時間が長いので、集団の違いって面白いな。とも思う。
稽古の中で、感覚を研ぎ澄ます時間の過ごし方というのは、一本だけの稽古をしているN.S.F.とは違うし、出ていない時間の劇団員はプロンプいれたり、観て笑ったりしながら、稽古場の空気を作っている。こういう感じはカフェ公演の稽古ならではの感じだし、一つの稽古だけで完結しない大変さと面白さが同居していて、俳優たちは大変だろうけど、とてもよい時間。
そういう時間を過ごして生まれてくる短編たちは、まさに珠玉の短編作品。
この時間を過ごしてきた作品に負けないように作品を作らなくては。
(当然、勝ち負けの問題ではないけど、気概として負けないぞ。という意味)
と、改めて気合が入りました。
では、ちょっとした作品紹介と、もう少し写真をお楽しみください。
■劇団桃唄309 + N.S.F. + らまのだ + 劇団ひまわり
■短編劇集 volume 10 秋カフェ 『夜いろいろ』
2016年9月28日(水)~10月2日(日) 東中野/RAFT
【A】
◎らまのだ『まど』
◎桃唄309『一年後の月よ、バイバイ』
戯曲・演出 長谷基弘
言うだけならタダだもの。だからあえて言う。いまとっても幸せです! なのに? 復讐?
→五十嵐ミナ 成本千枝 國津篤志
相変わらずの暴れん坊ぶりの五十嵐さん(なみへい)。
そして、成本さん(なるちえ)と國津(くにぼう)の組み合わせって、初めてなのかな。
なんか、バランスよくて、とても素敵。
今日見たシーンは、攻めのなるちえ、守りの國津みたいな感じで、すごい面白かった。
話が進むにつれて、いろんなことで頭から汁が出てくる感じ。
これ、すごい面白い。
キャストから予想も付かない展開になってる。
あー、早く通しが観たい。というか、本番が観たい。
【B】
◎N.S.F『十二夜』
戯曲 シェイクスピア
企画・演出 伊藤馨
戯曲構成 村野玲子 (NICK-PRODUCE)
あら素敵ね。なんて思っても、なかなかうまく進まないっていうのは恋にはよくある話。
→中嶌聡 (クレイジーパワーロマンチスト) さいとうまこと 綾田將一 小林あや 関根信一(劇団フライングステージ)
◎桃唄309『魚の足をもむには』
戯曲・演出 長谷基弘
さえない夜の過ごし方。例えば殺人事件ごっこ。犯人は私。解いて。私はどうやって密室であなたを。
→高木充子
富山聡子
佐藤達
残念ながら稽古は観れなかったのよ。ほんとに残念。
合わせをやっている姿は観たけど。なんか、気になってしょうがない。
だって、うち(N.S.F.)とセットだものね。
楽しみだわ。
【C】
◎劇団ひまわり
『フォーマルハウトを見上げて』
◎桃唄309『肉屋トビーのひみつの庭』
戯曲・演出 長谷基弘
遠い昔、精肉店の裏手の庭で、夜中に友達と語りあったはず。そんな店は存在しないのに。
→竹田まどか
山西真帆 力武修一
やー。なんかすごい見た。
みたいな稽古。
力武さん(りっきー)が、なんともすごい。観たことない。こんなりっきー。
竹田さん(まどか)と山西(まほ)も、セットは初めてなんだよな。
なかなかの名コンビっぷりが素敵。
そして、まどかがどんどんあっちこっちに連れまわしてくれて、アトラクションみたいな感じすらある。今日も気になるところまでしか稽古をしてなかったから、通しが観たい。
というか、観客と向き合った時にものすごいことが起こるんじゃないか。と、思う。
という、観たいよー。っていう感想多めのレポートでした。
以下で、公演の詳細など。
タイプもいろいろな4つのカンパニーが、夜にまつわる諸々を、 見応えたっぷりの短編としてお届けします。
A,B,Cの3つのパートを順繰りに上演します。
N.S.F.はBです!
カフェコーナーで喉をうるおしつつ、 ゆったりとお楽しみください。
●公演情報
http://bit.ly/201609cafe
●タイムテーブル(開演時間)
9月
28日(水) (A)20:00☆
29日(木) (B)18:00★/(C)20:00☆
30日(金) (A)15:30☆/(C)17:30★/(B)19:30☆
10月
1日(土) (C)15:30☆/(B)17:30★/(A)19:30★
2日(日) (A)13:30★/(B)15:30☆/(C)17:30★
※受付開始・開場は、各回の1時間前です。
※各回の上演時間は約55分+おまけコーナー
※開演前・終演後はカフェタイムです。
※おまけコーナーは、
☆→佐藤達のかみしばい
★→トーク
です。
●料金<日時指定・自由席>
予約・当日 1コマ目2,000円/2コマ目以降1,500円
※例えばAとBのコマをご観劇いただくと、3,500円になります。
※小さな会場ですので、なるべくご予約ください。
※連続してご覧いただく場合、予約の方が優先となります。
●チケット取り扱い先
公式サイト:http://bit.ly/201609cafe
e-mail: aki-cafe2016@softbank.ne.jp
Phone: 080-9676-3553 ※各公演日の前日まで
FAX: 03-3314-2446(ウィンドミルオフィス) ※9月27日 22時まで
メール・FAXでのご予約方法
(1)お名前 (2)日時・枚数 (3)ご連絡先電話番号
(4)メールアドレス(あれば) をお知らせください。
受付終了後、確認のご連絡をいたします。
●会場
RAFT
〒164-0001 東京都中野区中野1-4-4 1F
東中野駅から約1.0km・中野坂上駅から約0.8km
地図↓
http://goo.gl/1HQNYL
●企画・制作
ウィンドミルオフィス/劇団桃唄309
〒166-0003 杉並区高円寺南1-18-14 矢島ビル3F
http://www.momouta.org/