無事にオバマが勝った。
だいぶ食い散らかされてしまったので、これから大変だろうと思う。
ほぼ属州な51番目の土地はこれを受けて変化が要求されるのだろう。
どちらにしても今世紀に入ってから世界は一度向かっていた融和から再び固定化していく流れから変われないでいる。
国家という枠組みが問われる時期は過ぎ、そこに暮らす人々の有り様が今後問われていくのだろう。
そのために必要なのはそこにあるべき芸術なのではないだろうか?
土地に根付いた芸術というのは伝統芸能のことを差しているのではない。その土地に眠っている歴史やそこに生活する人々から作られる芸術ということだ。
LIVE、LOVE、LIFE。
こういったものの中から、人は生きるためのエネルギーを作り出していく。
そろそろ負の遺産を相続して、そこからの復興をしていかなくてはいけないのだろう。
声高に演劇万歳とは言えないが、もし生活に潤いを与えることを、人に最も近い学問である演劇がこの国に出来るのであれば(そうであることを心から願う)そのために今後とも惜しみない努力を続けて行こうと思う。
楽しみを持ち、何かを共有していくことが出来ない人々には寒い結末しか残っていない。
メディアの持つ擬似的な共有体験にはあくまでも擬似的な共感しか生み出さない。そこにリアリティというものは存在しえない。(どうもしている気になっているから始末が悪い。)実際には脳にとっては全てのことが仮想的な現実であり、それがどこから現実でどこからが仮想であると断言できるかというとそれもまた難しいのだが…
とはいえ、自らが自ら足り得るための要件を探すには、その答えは他者性の中にしかないのだけが明らかなので、どんなことであれ他者と接触して自己独立性を確立していかないとならないのだ。
写真は、池袋の駅の液晶ポスターがバグってたので写真に撮ってみた。
どうやら中身はノートパソコンで、ディスプレーは縦型ではなくて横型のものを縦に設置しているようだ。
組み込み式ではなかったのね。