あれから

7年経った。
相変わらずな世の中だ。

なんでもなく日付を見て
感慨にふける

向こうのスタッフたちの仲間を失った辛い顔を思い出す

誰のしたことであれ、その原因がなんであれ
事実として、人が失われている

それは世界のなかではきっと小さい単位のことかも知れない

そこには悲しさや辛さがあることを忘れない

他で起きていることを喚起する一つの事象なのだ

少しだけ目を瞑り
哀悼に時間を割く

他で起きている失われていく命のために

僕らの続く未来のために

ほんの少しだけ

無力な僕にできることを探す