公園で昼寝

少し時間が空いた。

公園のベンチで横になる。

雲が流れるのを眺める。

尾崎放哉の蟻が穴から出てくるのを見てるとかなんとかってのを思い出しながら公園の蟻を見る。

時がゆるりゆるりと流れるのが見える。
止まることなく、容赦なく時が進む。
火を点けたタバコが短くなる。
こうしている間も何かが進んでいる。たゆたっていく煙が頼りない自分のような気がする。

風と光が僕の守りだ。
葉が揺れ、風を見せる。
葉が光り、光を見せる。

影が揺れ、光と風がそこにあることを知る。