Direct me…

やっと来ました。

照明さん降臨。

つうか、おせー。

今頃。

っていうか、今何時よ。

小屋入り直前じゃないの…

昨日まで地道に積み上げてきたものは、かみ合ってる。

後は、慣れないで毎回進めて行く事。

ただそれのみ。

自分で明かりもやって、演出もやる。

本業は照明さんなのに、なんの明かりのことも思いつかないでやってた。

今は、切り替わって照明さん。

デザイナーとしては、それなりにいい腕を持ってる。とは、思う。

いつだって、やってきたこと。

芝居を思い出して、明かりを紡ぎだす。

図面を描いてると、これが本業なのだ。そう感じる。

とはいえ、一幕物なので、基本は一明かりしかない。

ま、それだけじゃ終わらせないけどね。

綺麗な明かりで、きちんと見せる。

大人の明かりが作れるかな。

少しの不安と大きな期待を胸に図面を描く。

イメージしてる明かりがもう数時間で具現化する。

この時間はいつだって、死にそうなくらい不安で、とてつもなく追い詰まって、生きていると感じる時間だ。

後、数時間。

出来上がった図面から、場所にあわせてちょっとした変更をして。

あたりを取って、明かりを作る。

大丈夫。もう、出来上がってる。

今回、久しぶりの演出だけど、いい座組みだ。

みんながみんなを思いあって、生きる場を作ってる。

自分が求める理想の世界がそこにある。

もしも、何か問題があっても、それはきっと僕の積み上げ方が間違えていたり、伝え方を間違えていたりなのだろうと思う。

俳優達は僕の勝手なイメージをがんばって具現化してきてくれている。

この座組みで作れる最高のものを作ってる。

作れてると思ってる。

あさっては初日。

そこまでちゃんと進めよう。

楽日まで、丁寧に。

今までの成果を少し残らず、ちゃんと発揮できる場所を作ろう。守ろう。

今、僕に出来るたった一つのこと。