日差し

薄曇りの空の下、街を移動する。
中学校の横を通る。
プールから笑い声が聞こえた。

暑いからちょうどよさそうだ。
ふと、日陰を通る。少し涼しい。
あら、そんなにちょうどよくもないかしら?なんて思う。

体にまとわりつくような湿気をかいくぐりながら、これじゃ、水の中だ。なんてことを思う。

ここまで移動してきて、家に朝いれたアイスコーヒーを忘れてきたことに気付く。

一瞬悩んで、あきらめる。

駅へ向かう桜並木を進む。
ちょうどいい涼しさをくれる。
さ-、仕事すっかな?