猫とその仲間たち

猫の会、昨日初日でした。

いい人たちと出会えたな。
そう思う。

なかよしのきたむ-の「だめなひと」の話を丁寧にテイストを生かした演出やそれを再現している俳優たち。
空間にたゆたう不思議なだめな感じをちゃんと表現するのは、とても難しく執念が居ることだと思う。
それがきちんと出来るってことは思いの外ないことだ。
戯曲ありきのこの企画で、戯曲をきちんと立体化出来ているというのは素晴らしいことだ。
こういう作品に出会えたことが何よりうれしいと思う。

僕らの世代の問題や、人との関係の煩わしさや楽しさ、そういったことを何気なく描けてるということ、このアンニュイな空気感の持つ「だらしなさ」が僕にはクリーンヒットしてる。

丁寧に丹念にだらしないことをする。この矛盾。
月曜まで王子小劇場でやってるからよければ。