さあ。なんと十二夜の稽古も十二夜め。
うちの三博士はキリストが見つけられたでしょうか。
なんつって。
詳しくは、Wikipediaで十二夜を見てください。
てなわけで、N.S.F.の稽古も十二夜を迎えて初の通し稽古をしました!!!
わっほーい。
今までパーツを地道に作ってきたものを組み上げる瞬間は、とても楽しくて、でも怖くて、そしてまた新しい発見があったりして、いろいろな感情がうわーっと湧き出るタイミングでもあります。 演出家とは名乗ってますが、もう他では長いこと演出なぞしていないN.S.F.特化型演出家なので、世間一般の演出家とはおそらく違うんだなぁ。という自覚があります。
基本的には稽古の進め方はどこからやるかを決めて、やってもらってみんなで話して、小返しをして、またみんなで話をするという形で創作を行っていて、全体のバランスを整えることはちょっとだけしますけど、しっかりと俳優たちが納得いくことしかやらない。という形式になってきました。
当然、クリエイティブメンバーの一人に僕もなるので、作品の中にとんでもないものを入れてみたらという提案はします。けど、絶対これじゃなきゃやだ。みたいなことはあんまり言いません。(言わないと思う。言わないかな。)
なんせ「いい大人が本気で悪ふざけをする」がテーマなので、悪ふざけは人に言われてやるもんじゃなくて、自発的にやらないとつまらないですからね。
あ、でも、関根さんのこれが観たいとか、そういう我儘は結構言っているような気がする。それもアイディアの一つってことで。
そうして、組みあがった今日の通しは部分部分で積み上げたものが、遠いところで繋がったり、はたまたぶっちぎったりして、30分もない作品なのに、とても密度が濃くて、終わったら俳優たちも上気した感じになっていて、とてもいい感じ。
悪ふざけ感のうちの一つだと思うのだけど、稽古場でよく使われる誉め言葉もなかなか個性的で、ぞんざい、いけしゃあしゃあ、ひどいなど、普通に聞いたら大体悪口に使うような言葉で表現されるものが、ここでは面白いことに転嫁されています。
これだけ、聞くと何言ってるんだ?と思うかもしれませんが、観てもらうと、「あぁ、これはひどい。だが、それがいい。」みたいなことがよくわかると思います。
土台無理なことを承知でなんとか組み立て上げるのが、N.S.F.の真骨頂だなぁ。と思うわけです。
みんなでやいのやいの作品のことを話して、こんな場面にこんなものがはまるのかしら。いや、なんとかはまる方法があるはず。と、みんなで頭を寄せ合って、びっくりするような違うことを無しから有りに変えていく時間と、それを一つの作品として形づくった世界は、とてもクィアな仕上がりになっていると思います。
観てほしい本気の大人の悪ふざけ!!!!
詳細情報は以下
■劇団桃唄309 + N.S.F. + らまのだ + 劇団ひまわり
■短編劇集 volume 10 秋カフェ 『夜いろいろ』
2016年9月28日(水)~10月2日(日) 東中野/RAFT
タイプもいろいろな4つのカンパニーが、夜にまつわる諸々を、 見応えたっぷりの短編としてお届けします。
A,B,Cの3つのパートを順繰りに上演します。
N.S.F.はBです!
カフェコーナーで喉をうるおしつつ、 ゆったりとお楽しみください。
●公演情報
http://bit.ly/201609cafe
http://goo.gl/Pq7ZGS
●タイムテーブル(開演時間)
9月
28日(水) (A)20:00☆
29日(木) (B)18:00★/(C)20:00☆
30日(金) (A)15:30☆/(C)17:30★/(B)19:30☆
10月
1日(土) (C)15:30☆/(B)17:30★/(A)19:30★
2日(日) (A)13:30★/(B)15:30☆/(C)17:30★
※受付開始・開場は、各回の1時間前です。
※各回の上演時間は約55分+おまけコーナー
※開演前・終演後はカフェタイムです。
※おまけコーナーは、
☆→佐藤達のかみしばい
★→トーク
です。
【A】
◎らまのだ『まど』
◎桃唄309『一年後の月よ、バイバイ』
【B】
◎N.S.F『十二夜』
戯曲 シェイクスピア
企画・演出 伊藤馨
戯曲構成 村野玲子 (NICK-PRODUCE)
あら素敵ね。なんて思っても、なかなかうまく進まないっていうのは恋にはよくある話。
→中嶌聡 (クレイジーパワーロマンチスト) さいとうまこと 綾田將一 小林あや 関根信一(劇団フライングステージ)
◎桃唄309『魚の足をもむには』
戯曲・演出 長谷基弘
さえない夜の過ごし方。例えば殺人事件ごっこ。犯人は私。解いて。私はどうやって密室であなたを。
→高木充子 富山聡子 佐藤達
【C】
◎劇団ひまわり
『フォーマルハウトを見上げて』
◎桃唄309『肉屋トビーのひみつの庭』
●料金<日時指定・自由席>
予約・当日 1コマ目2,000円/2コマ目以降1,500円
※例えばAとBのコマをご観劇いただくと、3,500円になります。
※小さな会場ですので、なるべくご予約ください。
※連続してご覧いただく場合、予約の方が優先となります。
●チケット取り扱い先
窓口: http://goo.gl/Sxt6Sh
web予約: http://goo.gl/NV0TcG
e-mail: aki-cafe2016@softbank.ne.jp
Phone: 080-9676-3553 ※各公演日の前日まで
FAX: 03-3314-2446(ウィンドミルオフィス) ※9月27日 22時まで
メール・FAXでのご予約方法
(1)お名前 (2)日時・枚数 (3)ご連絡先電話番号
(4)メールアドレス(あれば) をお知らせください。
受付終了後、確認のご連絡をいたします。
●会場
RAFT
〒164-0001 東京都中野区中野1-4-4 1F
東中野駅から約1.0km・中野坂上駅から約0.8km
地図↓
http://goo.gl/1HQNYL
●企画・制作
ウィンドミルオフィス/劇団桃唄309
〒166-0003 杉並区高円寺南1-18-14 矢島ビル3F
http://www.momouta.org/