すりあわせ
僕はすり合わせが苦手だ。
何をするにも、性急で、事が進むことを重視する。
が、ゆえに、問題点や衝突点を洗いだしたがる。
そういうときに使う言葉は荒い。よろしくない。
失礼とかと観点ではなく、スマートではない。という意味で。
こういう性急な性質のせいで問題点の問題化などの、二重化が起きたりもする。
根本として、この問題は相手に対しての甘えが原因のように思う。
他者と向き合うときに、そこには必ず塑互や衝突が必ずあり、そこを乗り越えてこそ、その先に融和がある。という自分自身の思想や主義の押し付けを相手にしている。
僕という人間の主義主張を相手に表明する。
自分としては、これは問いのつもりなのだが、知りたいのは対象の答えなのだ。
具体的な指標として、自分の思考や思想、主義、感覚を容赦なく、投げつける。それに対してのリアクトがあるものだ、もっと言えば、あって然るべきだ。という甘え。
これが衝突をいたずらに作ることになる。
衝突を回避し、突破するのではなく。まず、真ん中をぶち破る手を考えてしまう。
これがなおよくない。
わかってるけれど、そうしてしまう。
そんなことをしなくても、世界は存在に許しを与えてくれてるのに。